なぜコンピューターは2進法で、人間はそうでないのか
http://d.hatena.ne.jp/rikunora/20081228/p1
おもしろいエントリみつけた!!
メモメモ。とりあえず、引用。
あとで深く考える。
2.人間の頭脳は、まだ最適に達していない。
10進法が最終的な答なのではなくて、もっと良い方法があるのではないか。
デジタル化の進んだ今日、最適なのは8進法か16進法なのではないか、私は個人的にはそう思っています。
その理由は「音楽」。
(今日主流となっている)音楽は1オクターブ8音ですし、
もっとも普及しているリズムは4拍子、8ビート、16ビート、と2の累乗の形をしています。
もし人間のハードウェアが2進法でできていたなら、人の刻むリズムはそれを反映して、自然と2の累乗になるのではないか。
あたかもコンピューターのクロックを分周するように。
これが、私が8進法を推す理由です。
もう1つの候補として16進法もあるのですが、上で計算した「最も効率的な数字記号の種類」からすると、
16進法はちょっと多すぎるかなと思うわけです。
ところで、2の累乗リズムはそれほど普遍的なのでしょうか。
まず、音楽には2拍子、4拍子の他に、3拍子もあります。
ワルツは3拍子。
なので、2の累乗リズムには例外もあるではないかと思えるのですが、ちょっと待ってください。
確か、理論上最も効率的なのは「e進法=2.71828・・・進法」でしたね。
つまり、実際に取り得るのは基本的には2進法なのだが、場合によっては3進法もありってことです。
これって、正に音楽が採用しているリズムそのものではないですか。
主流となる大多数の音楽は2進法タイプ。
中にはちょっと変わった3進法タイプもある。
5拍子以上のリズムは、よほど変わった現代音楽以外あり得ない。
これが最も自然なリズムなのです。
そして、自然なリズムにのって数を数えるなら、やはり2の累乗進法が優れています。
(3進法も候補には残るのですが、どちらかを選べというなら、やはり主流を残さざるを得ないので。)
ドレミファソラシドの8つの符号を使って曲を作れば、自然にノリの良い曲ができますけど、
0から9の10個の符号を使って曲を作ろうとすると、どうもうまく合わない。
5拍子をベースとする10進法なんて、全くノれない、Coolじゃないですよ。
3進法の可能性については、いろいろ考えた方もおられるようです。
三進法のコンピューターが、二進法のコンピューターより優れた点は?
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2083198.html
「ワルツを刻むコンピューター」なんて、ちょっとワクワクしますね。
でも現実的には、あえて主流を外れて3進法に乗り換えるメリットは、ほとんど無いように思えます。
ところで3・3・7拍子は、一見変則的に見えるリズムです。
あるいは、俳句は5・7・5。
七五調って言葉もあるくらいです。
なので、5拍子を切り捨てるのは日本人としてわびさびを解していないのではないか、という反論があるかもしれません。
でも、よく聞いてみてください。
3・3・7拍子も、俳句も、実は4拍子を基準としているんです。
ちゃっちゃっちゃ(休み)、ちゃっちゃっちゃ(休み)、ちゃっちゃっちゃちゃ、ちゃっちゃっちゃ(休み)。
この(休み)を入れてカウントすれば、実は4拍子でしょ。
俳句についても、詠んだときの余韻の長さまで含めてカウントすれば、普通に4拍子のリズムになってます。
これを聞いて確認してみよう。
初音ミクに「古池や・・・」を詠ませてみた。
http://brownian.motion.ne.jp/memo/OldPond.mp3
詩歌は余韻が大切なんですね。
ということで、2の累乗リズムには、実はかなりの普遍性があります。
このリズムを数え方の基底に置くのは、良いアイデアだと思うのですが、いかがかな?
インド音楽と絡めて考えてみたい。
たしか、6ビートとか、7ビートとかあるし。