「思いは通じる」と信じていたい

まさか、今さら、3年前の部活の後始末をするなんて、夢にも思わなかった。


だけど、今度は自分の後悔がないように、
うまくやれる自信なんてなかったけど、今回やれることは全部やった。


先生と、本人と、何より自分のために。胸を張って生きれるように。
僕たちがいた、あの厳しい部活のために。


誰かに相談したかったけど、自分の問題なので、最後は自分ひとりで動いた。


8割うまくいった。自覚させることができた。


だけど、残りの二割は通じたのか、通じてないのか返事がないからわからない。


拒否されたかもしれない。通じたけど、連絡してこないだけかもしれない。



正直辛かった。今も、ちょっと辛い。


自分がやれなかったことに今さら気づき、悩んだ末、動いた。。
いまさらだよ。。。


押し付けがましい話だと思う。うざったいと思われたかもしれない。

それでもいいって思った。もともとプライドなんてあの子にはない。
だから、裏でどういわれてもいいと覚悟しようと思った。
実際、もう言われてきただろうし、今回のことでもっと言われるだろう。


8割終わった。


残りの2割は、僕が手を出すことじゃないのかもしれない。
彼女が自分で気づき、決めることなのかもしれない。
だけど、やりたかった。


そして、もうやっちゃったから、その結果をまっすぐ見つめたい。


通じなかったとしたら、耳を閉ざした彼女のせいでもあるけど、僕にも非がある。
「もっといいやり方はなかったのか?これでよかったのか?」自問自答。


なんにせよ、これで先生に報告できる。すこしだけ、胸を張って。
なんにせよ、これで自分のなかでの後悔は減った。

自分の思いは、決して間違ってないと思う。それが、人道だと思う。



いつか、みんなで、笑って話せる日が来ると信じて。

たとえ女だって、後輩に先輩の「思いは通じる」と信じていたい。