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ナウシカの結論

セルム「生きましょう すべてを この星に たくして 共に……」
ナウシカ「ハイ」


ナウシカ「さあみんな 出発しましょう どんなに 苦しくとも」


生きねば ……… ………

(「風の谷のナウシカ」最終巻末)

すべてはここに答えがあったのか。
生命への最大の侮蔑とは、生命そのものの力を侮ること。
人間の知恵、愚かさ、すべてを含めた上で生命であるということ。


だからといって、愚かさに絶望して、虚無に食われてはいけない。(ドルク)
だからといって、知恵におぼれて、傲慢になってもいけない。(旧人類、トルメキア王国)


神聖皇帝は、知恵におぼれ、しかし知恵によってこそ気づいた虚無に食われた。死を否定した。しかし、それは人間の、生命の真理である。

しかし、ナウシカの答えは、「それでも生きる」


(以下、全てナウシカ最終巻より引用)

ナウシカ「目的のある生態系…… その存在そのものが 生命の本来に そぐいません」
ナウシカ「私達の生命は 風や音のようなもの…… 生まれ ひびきあい 消えていく」

ナウシカ「(全ての生命は)個にして全 全にして個…… ある偉大な王蟲が教えてくれました」

ナウシカ「精神の偉大さは 苦悩の深さによって 決まるんです」
ナウシカ「生命はどんなに小さくとも 外なる宇宙を内なる宇宙に持つのです」

(神を創りだした旧人類に対して)
ナウシカ「その人達は なぜ気づかなかったのだろう 清純と汚濁こそ 生命だということに」

浄化の神「お前は危険な闇だ 生命は光だ!!」
ナウシカ「ちがう いのちは 闇の中の またたく光だ!!」

ナウシカ「巨大な墓や 下僕などなくとも 私たちは世界の 美しさと残酷さを 知ることができる」
ナウシカ「私達の神は 一枚の葉や 一匹の蟲にすら 宿っているからだ」

そんな愚かなで偉大な人間に対して、特にリアルな現在の人間に対して、ユパさまの言葉でしめたい。

ケチャ「だめだ みんなとても ナウシカのようには なれない」
ユパ「なんとか止めねばならん ナウシカには なれずとも 同じ道はいける」